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キャリアオーナーシップとはたらく未来研究会(第3期)

第8回 「はたらく未来白書 2024」の公開に向けたプレお披露目回

2024.03.19

研究会

日本を代表する38の企業と団体が参画する、「キャリアオーナーシップとはたらく未来コンソーシアム 第3期」において、全体研究会第8回が、2024年2月20日(火)に開催されました。第8回目は、「はたらく未来白書 2024」に向けた進捗のご報告と、分科会ごとのコメントをいただきました。
本稿では、当日行われた発表の流れをご紹介します。

INDEX

    「はたらく未来白書 2024」プレお披露目

    プレお披露目では、「はたらく未来白書 2024」の全体像を明らかにしました。

    「はたらく未来白書2024」の入口として、先進企業・団体のみなさまが活動される主旨を記載。議論を深めた流れを第1期から振り返りました。その後、メインコンテンツである今年度の研究結果を紹介しています。

    参加した方々を紹介するページでは、「キャリアオーナーシップ宣言」として、みなさまがこれから社内で実現していくキャリアオーナーシップ推進に対する想いと決意も掲載。さらに、「経営者はキャリアオーナーシップをどう見ているか」をテーマに行った、アサヒグループ食品株式会社代表取締役社長 川原浩氏の、株式会社マクニカ 代表取締役 原一将氏へのインタビューに続きます。

    今年の白書は、実践論としてかなり深い議論を掲載することができ、多くの企業様にとって参考になるものを作り上げたと自負しています。

    各分科会に参加された方からのコメント

    続けて、分科会のメンバーから「はたらく未来白書2024」の完成に際し、以下のコメントをいただきました。

    第1分科会 マネジメント自身のキャリアオーナーシップ

    マネジメントのキャリアオーナーシップを育成するためには、ネットワーキング行動が重要であるとプレゼンしたチームです。ネットワーキング行動といったとき、どのような施策があるかな、という議論をする中で、「専門外・社外」の方と議論するとよいといった話がでてきました。この議論の流れを通じ、自分自身も社外かつ専門外の方とまさに交流させていただき、改めてキャリアオーナーシップを考えるきっかけをいただきました。

    第2分科会 越境体験の実践体系づくりとキャリアオーナーシップ効果検証

    私はこの分科会にいましたが実は、相互副業すら可能ではない企業からの参加でした。そのため、数ある越境体験の類型化が大きな学びとなりました。弊社のようにまだ何もない企業のはじめの一歩に繋がったことを、嬉しく思っています。

    第3分科会 キャリアオーナーシップと事業貢献の見える化

    これほど大規模なコンソーシアムへ参加させていただいたのが初めてで、特にアウトプットを同時並行で作るプロセスが学びとなりました。会社さんによってキャリアオーナーシップの認知度、熱意がバラバラな中で、自社の機会と可能性を知ることができました。

    やはり、キャリアオーナーシップを推進するのであれば、どこかで「それってどういった成果になるの」と問われることはありますから、その一助となれるよう、引き続き研究しつつ進められればと思います。

    第4分科会 現場第一線で働く人財のキャリアオーナーシップ意識改革

    組織風土改革を実際に担う者として、至らぬ点を知ったのは当然としても、実は「なかなか自社はいい会社だな」とも思えたのが印象的でした。課題と打ち手、両方を拝見できて、自社の状況を客観視する貴重な機会となりました。

    第5分科会 キャリアオーナーシップ浸透の実践における課題と打ち手

    分科会として、資料をどう発表できるものにまとめるか深く悩んだこともありましたが、その都度みなさまと、タナケン先生のご指導をいただけたおかげで最終日まで進むことができました。ありがとうございます。

    第6分科会 キャリアオーナーシップとリスキリング

    大変お世話になり、ありがとうございました。横のつながりが生まれたことで、私自身もリスキリングさせていただけたと思います。今後、「私のキャリアオーナーシップ宣言」につながるような成果を、会社と個人で出していきたいと思います。

    第7分科会 キャリアオーナーシップ推進における人事部門の変革アクションの実証

    我々自身、人事がどうするかについて取り組んだチームとして、これからどのように社を変えるべきなのか、それを問う発表ができたことが嬉しいです。人事が機能するための五箇条をチーム内で振り返っていただくことに活用いただければと思います。

    人事だから誤ってはいけない、人事だから慎重であるべきだ、という思い込みが私にもありました。コンソーシアムはその思い込みをいい意味で壊し、新しいはたらきかたへアップデートできたように思います。ありがとうございます。

    タナケン先生のコメント

    みなさま「キャリアオーナーシップとはたらく未来コンソーシアム 第3期」お疲れ様でした。相互副業のプロジェクトも含め、短い期限でありながら成果を出していただけたと思います。

    今回、みなさんがお勤めの企業さんへのありがたみを、感じていらしたのが印象的でした。オープンに共有することで、自社の強み、持ち味を知ることができる。それが気づきとなって、持ち帰れることはとても素晴らしいと思います。

    また、みなさんと今後、「キャリアオーナーシップとはたらく未来コンソーシアム」をベースキャンプとして、会社という境界線を超えて、フラットな関係で交流していただきたいです。そして、キャリアオーナーシップを社内で推進するための勇気を得ていただきたいです。チャレンジをしなくては、会社は変わりません。そのためには、みなさんの力が必要です。

    みなさんがここで培った学びを、ミッションとして社内で続けていただきたいです。また、私もやり切る熱意が改めて湧いてきました。今回の成果は大きく、自信にも繋がったと思います。6,800万人いるとされる日本のみなさんの、はたらき方をよりよくしていきたい。今後もいろいろな方を指名し、ご依頼させていただくこともあると思います。どうかそこでまた、お力をいただければと思います。


     

    そして、次回2024年3月19日(火)は、第3期の最終回。第3期の成果報告会として公開ウェビナーを開催します。

    なお、「はたらく未来白書2024」は2024年3月28日(木)に公開予定です。現在、キャリアオーナーシップとはたらく未来コンソーシアムのウェブサイトで、多数の参画企業インタビュー記事が更新されています。白書と合わせて、ぜひご覧ください。

    構成:伊藤 ナナ・杉本 友美(PAX)
    企画:伊藤 剛(キャリアオーナーシップ リビングラボ)
    グラフィックレコーディング:松田 海(ビズスクリブル株式会社)

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