キャリアオーナーシップとはたらく未来研究会(第5期)

第5期(2025年度)研究会の10テーマが決定 
~「キャリアオーナーシップ経営」を準備・実装・検証するための論点を話し合う研究分科会を設置~

2025.10.17

研究会

当コンソーシアム第5期(2025年度)の10の研究テーマを決定しましたのでお知らせします。

第5期の研究会でも、これまで同様「キャリアオーナーシップ人材を活用し、企業の中長期的な成長を生み出していく人的資本を最大化する実践方法(キャリアオーナーシップ経営)」の準備・実装・検証について、話し合いたい論点や自社の優先順位の高い課題を参画企業で出し合い、テーマとして整理しました。今期は、テーマごとの5つの研究分科会(合計10チーム)を設置、41社・団体の第5期参画企業がそれぞれ関心のある研究分科会に所属し、議論を深めていきます。
 
研究分科会ごとに議論した内容は「はたらく未来白書2026」としてまとめ、2026年3月に公開予定です。

第5期に設置した10の研究分科会

※以下、「キャリアオーナーシップ」を「C/O」と略称

第1分科会C/O人財獲得の為の「要件定義」
第2分科会AI活用による人事の変革課題と準備段階の整備
第3-1分科会 C/O人材活用の実践課題(導入期)
第3-2分科会C/O人材活用の実践課題(定着期)
第4-1分科会C/Oマインドセットの醸成と支援文化の定着
第4-2分科会C/O支援に必要なマネジメントスキルと実践内容
第5-1分科会C/Oを“自分ごと”にするための意識醸成と行動変容の仕掛け
-C/O理解と行動変容の壁を超える-
第5-2分科会C/Oを体現する人材と風土の再構築による組織変革
第5-3分科会社員の想いと組織の方向性を重ねるC/O共鳴設計
第5-4分科会団体・企業活動の経営戦略とC/Oの接続およびC/O実装のための
組織設計(仕組み・制度)の探究

※「キャリアオーナーシップ経営」とは
「キャリアオーナーシップ経営」とは、「はたらく個人の力を最大化させ、社会の力に変えていくために、企業が経営戦略、事業戦略、人材戦略をダイナミックに連携させた新人材戦略の策定と実施を通じて、キャリアや仕事を主体的に捉え、自律・自走しながら周囲と共創する人材(=キャリアオーナーシップ人材)を増やし活かすことで、個人と組織が対等な新たな関係性を構築・再構築し、個人と組織の持続的な成長を共に実現していく経営」を意味します。
「キャリアオーナーシップとはたらく未来コンソーシアム」の参画企業が、「キャリアオーナーシップ人材を活用し、人的資本を最大化することで、企業の持続的な成長を生み出していくには、どうしていくべきか?」という問いについて、各社の経営戦略、事業戦略、人事戦略を相互に共有しながらオープンに議論した内容を、実践の現場から見えつつある兆しをもとに、人的資本を最大化する実践論として体系化した概念で、2022年3月に「キャリアオーナーシップ経営 3つの視点」、2023年3月に「キャリアオーナーシップ経営による6つの変革領域」を発表しています。

※「キャリアオーナーシップ」とは
「我が国産業における人材力強化に向けた研究会」報告書(経済産業省、2018年)では、キャリアオーナーシップについて「個人一人ひとりが『自らのキャリアはどうありたいか、如何に自己実現したいか』を意識し、納得のいくキャリアを築くための行動をとっていくこと」と説明されています。
また、「持続的な企業価値の向上と人的資本に関する研究会 報告書~ 人材版伊藤レポート ~」(経済産業省、2020年)では、これからの個人と企業の関係性について、「企業は、画一的なキャリアパスを用意するのではなく、多様な働き方を可能にするとともに、働き手の自律的なキャリア形成、スキルアップ・スキルシフトを後押しすることが求められる」と指摘するとともに「個人は、キャリアを企業に委ねるのではなく、キャリアオーナーシップを持ち、自らの主体的な意思で働く企業を選択することが求められる」と報告されています。

参考:キャリアオーナーシップ リビングラボ 「キャリアオーナーシップとは?」 新しいウィンドウで開きます

同カテゴリの別の記事を読む

コンソーシアムの活動に関心のある
企業、個人、メディア関係の皆様へ

事務局からコンソーシアム活動についてご説明させていただきますので、お気軽にお問い合わせください。

お問合わせ